新たなる朝
何故だろう?
物事と言うものは、
何故にこうも理不尽なのだろう?
何故だろう?
事件と言うものは、
何故にこうも唐突に起きるのだろう?
何故だろう?
現実と言うものは、
何故にこうも情け容赦ないものなのだろう?
何故だろう?
何故、ボクは・・・
「蝿」になどなってしまったのだろう・・・・・?
朝、目が覚めたら、いきなりボクが横たわっていた。
・・・目覚めてスグに目に入った光景が、巨大な「ボク」だったのだ。
最初は「夢の続きだろう」と高を括っていたのだが、
残念なことにいつまで経っても目が覚めない。
仕方がないので、巨大な「ボク」を調べてみようとして、
「ボク」に近づいて行ったその時、ボクはようやく気が付いた。
巨大なのは「ボク」だけでなく、ボクの部屋全てだった。
・・・いや、この時、薄々とは感じていた。
自分の方が小さくなったのだと。
しかし、そんな想像を振り払うように、
「きっと壮大なドッキリに違いない」と自己暗示をかけて、
ボクは「ボク」を調べることにしたんだ。
作り物だったら、間近で見れば一発でわかる。
・・・そう、思っていたから、調べようとしたんだ。
でも、調べた結果は残酷だった。
巨大な「ボク」は、作り物なんかではなく、ちゃんとした肉体だった。
黒子の箇所や、昔の傷の跡までキッチリと記憶通りだったのだ。
もはや認めるしかない。
ボクは、自分の肉体から離れ、小さくなってしまったのだ、と。
しかし、現実は更にボクを追い詰める。
「ボク」だった肉体は、固く冷たくなっていたのだ。
・・・それの意味するところは、つまるところの「死」だ。
それに加え、ボクは小さくなっただけでなく、「蝿」になってしまったのだ。
・・・まったく、物事と言うものは理不尽で、事件と言うものは唐突で、
そして、現実と言うものは実に情け容赦ないものだ・・・・・
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