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2008年12月14日

危険がいっぱい①

ボクが家を出てから、そう長くも無い時間しか過ぎていない。
なのに、ボクは少なくとも3回は死に掛けていた。



部屋を出て自由気ままに空の散歩を楽しんでいると、何だか急に背筋が寒くなった。

何故か「ここにいてはいけない」、
いや、「ここから離れなければいけない」と言う脅迫観念に襲われた。

それは、きっと本能と言う物だったのだろう。

ボクは、戸惑いながらも『それ』に従ってその場から離れた瞬間――
――ボクが「いるべきだった場所」を『何か』が通り過ぎた。

恐怖に戦きながら、ボクはその『何か』を確認した。

・・・・・それは、巨大な鳥だった。

いや、ボクから見て巨大なだけで、
人間の尺度にすれば小鳥に過ぎないだろう。

しかし、ボクには巨大だった。

巨大な小鳥はボクを逃したことを悟ると、
すぐさま向きを変え、再びボクに襲いかかる。

・・・今度こそ、死ぬ。

ボクは、死を覚悟した。
迫り来る嘴から逃れる術をボクは持たなかったから。


しかし、助けは意外なところから現れたのだった。



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Posted by landmale  at 15:41 │Comments(0)小説

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